2020年7月17日 19:20
図書館をホームレスが占拠! その裏に隠された貧富の格差と政治的分断
俳優で監督のエミリオ・エステベスさん!
俳優マーティン・シーンと女優兼プロデューサーのジャネット・シーンを両親に持ち、弟であるチャーリー・シーンをはじめ、家族全員が俳優という芸能一家で育ったエステベスさん。80年代にはハリウッドの青春映画スターとして一躍人気を集めましたが、現在は作り手としても才能を発揮しており、今回は製作・監督・脚本・主演の4役を務めています。
そこで、本作の舞台となる図書館での思い出や長年温め続けてきた念願のプロジェクトを通して伝えたい思いについて、語っていただきました。
―この作品は、完成までに11年かかったそうですが、時代とともに変化していく状況などを反映しながら作っていったのでしょうか?
エステベスさん確かに、その間に起きた社会情勢や出来事は反映されています。何と言っても、時間があるぶんだけ、いろいろと考えながら作れるというのはいいことでしたからね。このユーモアが実際に人に響くかどうか、笑ってもらえるか、といったことをいろいろな人に読んでもらいながら試すことができました。
―脚本を書くうえで、苦労したところはありましたか?
エステベスさん自ら脚本を手がけて、出演もする作品の場合、「脚本を書く時間が足りなかった」