くらし情報『スタバで毎日ノルマをこなし…砂田麻美の新作は少年の交通事故をめぐる物語』

2016年3月22日 20:00

スタバで毎日ノルマをこなし…砂田麻美の新作は少年の交通事故をめぐる物語

だからよけいに、“書く”ことでしかできない表現を意識
しました。できるだけ裏の裏までえぐって、その人のいいところも悪いところも余すところなく書こうと」

執筆は主にスタバで。1日10枚とノルマを決めてコツコツ書いた。

「5枚しか書けなかったら、翌日巻き返して15枚書く。スイッチが入れば周りが見えないほど集中できる方なので、そこまでいくと、脳裏に浮かんでいるイメージを文章に変換させることができるのですが」

ちなみに本作には、5人の語り手がいるのだが、そのラストに登場するのは、意外な人物だ。

「事件をめぐる人間関係の枠から、少し距離がある人物を1人出そうというのは最初に決めていて、その人物が、この物語を束ねる存在になるだろうという予感はありました」

サスペンスフルに展開するエンディングと、その先に見える一条の光。その完成度を、ぜひご覧あれ。

◇少年の死亡事故に直接的、間接的に関わった人々の胸の内が語られる連作短編形式。後悔、懺悔、赦し、希望など千々に心乱れる人々を描く。ポプラ社1400円

◇すなだ・まみ映画監督。1978年生まれ。是枝裕和監督らの監督助手を務め、初監督作品『エンディングノート』で日本映画監督協会新人賞等を受賞。

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