話題が思いつかず気まずい沈黙が流れたり、微妙な言葉を発して後から「ああ言えばよかった…」と後悔したり。誰もが一度ならず、そんな経験をしたことがあるはず。そうした場面で役立つのが、使える話題やフレーズのストック。
伝える力に長けているプロたちはこうアドバイスします。
「会話のヒントとして有名なのが“きどにたちかけし衣食住”。気象・道楽・ニュース・旅・知人・家庭・健康・仕事の頭文字と衣食住を合わせたもので、このキーワードで話題を振れば初対面でも話ができます。とはいえ『今日は暖かいですね』では流れが止まってしまう。
なので『仕事は何をされてるんですか?』と質問形にするんです。実は質問するのはすごく便利なテクニックで、汎用性の高さが魅力。『何してたの?』『どこに行くの?』と質問するだけで、相手は勝手に喋ってくれる。その答えの中にまた次の質問のタネが隠れているので、流れが止まることがないんです」(ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さん)
相手に伝えたい気持ちがある場合は、誤解されないようなフレーズを選ぶことがポイントに。
「同じシチュエーションで感情を伝えるとしても、相手との関係性によって選ぶべき言葉は変わります。