2020年8月19日 19:50
安藤裕子 事務所を離れた理由、再生までの道のりは?
だから、時間を空けることは自分が再生するために必要で。私、ほっといたら信じられないぐらい地味なんです(笑)。だけど、だからこそ、小さな日常に物語が欲しいなって。曲も、どう生き抜くかとかだけじゃなく、電車で隣に座る人に恋をしている、そんなことでいいんじゃないかなって」
日常を鮮やかに彩るパレットのようなアルバムは、彼女と音楽との関係性とも直結しているようだ。
「私、なぜ自分がミュージシャンなんだろうって悩んでいたんですよ。だってミュージシャンってみんなすっごく音楽好きなんですよ。でも、私はポカーンなんです(笑)。だけど、私の衣食住には組み込まれていて。
ないのは想像がつかない。そんなもののような気がします、音楽って」
10th Album『Barometz』¥3,300レコード会社の移籍などを経て完成。“羊のなる木”をタイトルに掲げた、日常と想像を繋ぐ12曲を収録。【Loppi・HMV限定盤】¥4,400(共に税込み)8/26発売(PONY CANYON)
あんどう・ゆうこ1977年生まれ。2003年、ミニアルバム『サリー』でavex/cutting edgeよりデビュー。多くのCM、映画の主題歌を手掛け、様々なアーティストに楽曲提供も行う。