くらし情報『乃木坂46・高山一実 処女作に込めた“願い”とは?』

2020年8月30日 20:30

乃木坂46・高山一実 処女作に込めた“願い”とは?

この作品はキャラの濃い登場人物たちの人間模様が手紙のやり取りで描かれる異色作。高山さん曰く「好ましくない例」として描かれた人物と自分が似すぎていて反省したり、考え方で納得できる点がたくさんあったり。多くの気づきとともに視野を広げてくれた読書体験だったと、目を輝かせる。

「私は昔から頑固で、親の意見はほぼ聞かなかったけれど(笑)、本に書かれたことは不思議と素直に受け止められる。悩みがある時は、登場人物を自分と重ねたり比較したりして救われることが多いし、共感できるセリフと出合うと、作家さんも私と同じことを感じていると思って励まされます。それに本は自分が知らない知識や人間同士の踏み込んだやり取り、心の機微も教えてくれるから人生勉強にもなる。読書の魅力は語り尽くせないですね」

高山さんが『告白』から読書にハマったように、『トラペジウム』は「平成世代が買った本」の1位になり、読書離れが指摘される若い世代と本を結ぶ役目も果たしている。それは高山さんが執筆の際に意識した「願い」でも。


「私自身、もっと早く本を読んでいればという気持ちが強いんです。だから普段読書をしない人にも読んでほしい、本への入り口として私のアイドルという立場が役に立てばとも思い書き上げました。

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