2020年8月31日 19:00
上白石萌音、佐藤健との共演を「鈍くさ~く演じました」
男女問わず、何かに夢中になっていて、ごはんがおいしいとか、そういう何気ないことにも幸せを感じるタイプの人が好きなんです。そういう人とはいい老夫婦になれる気がして。
――以前に萌歌さんにインタビューした時、妹として姉という立場がいかに大変かということを語っていらしたんですが…。
上白石:妹が自覚しているんだってことに驚いています(笑)。でも姉として20年間やっていますし、ふたつプレゼントをもらったらひとつ譲るのは当たり前で、大変だと思ったことはないですね。むしろそれが心地いいというか楽というか。でも最近は、姉妹というよりも同志とか親友とか、双子みたいな感覚です。
――この先、女性として仕事人として、目指すものはありますか?
上白石:子供が好きなんで、いい母親になりたいという夢はあります。
人としては、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が最終形態ですね。欲はなく苦にもされず、見返りを求めずに愛を注げて、自分のことも大事にできる人になりたいです。仕事に関しては、正直将来をまだ描けてないんです。ただ、最近、重度心身障がいの子供たちと触れ合ったり、保護猫について取材させていただいたり、社会と繋がるお仕事をさせていただくことが続いたんです。