2020年8月26日 20:30
夏のダメージで「秋バテ」 冷たいものを避けて適度に発汗して!
今のうちに汗をかいておくことも大事。秋のだるさや疲れを防ぐには、夏の間に気を回復させておくことがカギ。まずは気を作る工場、脾を弱らせる冷たいものを控えることが先決です。朝一番の冷たい水を白湯に替える、もりそばを頼みたいところを具入りの温かいそばにする、アイスラテは今日は我慢…。そんなちょっとした心がけで、脾は調子を取り戻していきます。
そして毎日の食卓に、気を補う食べ物を増やしましょう。米や芋、大豆のほか、えびやかつお、まぐろなどの魚介類、きのこもいいですね。この時期においしいものは全般的に補気の作用が強く、おすすめ。
よく噛んで食べることも、脾を休めるために大切です。
また、冷たいものを好む人は、汗をかくことを嫌う傾向にあります。適度に発汗できていないと体には熱がこもり、その熱が陰(いん/潤い)を浪費するため、かえって乾燥しがちに。喉や肺が乾燥すると、秋に風邪をひきやすくなります。今のうちに、入浴で汗をかく習慣をつけておきましょう。
8月もそろそろ終わりです。まだ暑いのでつい夏の感覚で過ごしがちですが、自然界では秋への準備が始まっています。体もそれに合わせて徐々に「秋支度」を。
冷やさない生活を、早めに始めてくださいね。