くらし情報『「風邪かな?」の油断に潜む「ジカウイルス感染症」 意外に初期症状が軽い』

2016年4月4日 12:00

「風邪かな?」の油断に潜む「ジカウイルス感染症」 意外に初期症状が軽い

当時は情報が今ほど流れていませんし、たまたま医師の判断で国立感染症研究所に精密検査を依頼して発見できました。でも、正しく診断されずに見逃されたケースがないとも限りません。

感染症が国内に入ってこないように、水際作戦として、空港にサーモグラフィーを置いたり、感染症の流行る地域から帰国した人に症状が見つかれば隔離します。でも、基本は自己申請なので、流入を完璧に食い止めるのは難しい。ですから、ウィルス性の感染症のニュースを見たら、自分で身を守るしかありません。

初期症状がどんなものか、まず厚生労働省や国立感染症研究所のHPでチェックしましょう。病院でも「感染症ではないですか?」と自分から医師に質問するといいですね。ジカ熱はまだワクチンや特効薬がありません。
蚊には刺されないようにすること。長袖を着用したり、蚊が発生しそうな水場を整理しておくなど、できる予防をしておくのも大事ですね。◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN

※『anan』2016年4月6日号より。写真・中島慶子文・黒瀬朋子

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