2020年9月9日 20:30
9人に1人が乳がんに!? 検診前に聞いて安心の予備知識
いつかは受けるものだとわかっているけど、まだいいかと思いがちな乳がん検診。どんな人が、どんなときに必要なの?自分でもチェックしたほうがいいって本当?検診デビューの前に予習しておくと安心です。
9人に1人がかかる、実は身近な病気。
早期発見で治るからこそ検診がいちばん大切。
私たち女性がかかる可能性の高いがんといえば乳がん。割合にすると、がんを患った女性のうち、約2割が乳がんに罹患している(2014年の全国がん罹患モニタリング集計より)。
「年々増加傾向にあり、最新の統計によれば、日本人女性の9人に1人が生涯のあいだに乳がんを発症するというデータも」
こう話すのは、個人診療の乳がん検診にも対応している乳腺専門医の尹玲花先生。
乳がんは、乳房の中にある乳腺に発生する悪性腫瘍。比較的進行がゆっくりなので、早期に発見できれば治る確率が高くなる。となると、なんといっても検診が頼みの綱だ。
乳がんや検診についての基本的な知識は、もはや知っていて当然、現代女性に必須の常識といえそう。まだ検診を受けたことがない人も、実はよくわからないまま受けてきた人も、正しくアップデートしていこう。
若いときに検査をしても発見されない
家族歴がなければ30歳までは検査不要!
若いうちはマンモグラフィなどの検診を受けなくていい、という噂は本当だろうか?
「はい。