2020年9月16日 19:30
自分の死亡年月日、想像できる? 「死」と「生」を考える展覧会とは
会場では、2020年の新作、日本初公開の作品に加え、会場で観客が自らの死亡年月日を想像して入力する《Deathclock》、CGで合成された数字が空間を飛び回る《Floating Time》など、観る側が参加できる作品も。
決して目で見ることができない「時」に対し、「数字」を通して向かい合ってみること。観る人一人一人にとって、大切な意味を持つ体験になりそうだ。
宮島達男《Innumerable Life/Buddha MMD‐03》(部分)2019年Courtesy of SCAI THE BATHHOUSEPhoto by Nobutada Omote
1から9の数字は時間、命そのもの。0はブランクとして表され、死を意味する。無数の数字は無数の命が生と死を繰り返していくさまを表現。
宮島達男《地の天》1996年千葉市美術館蔵Photo by Nobutada Omote
亡くなった恩師を追悼する作品。宇宙を模した暗闇に、青いLEDの数字が星座のように浮かぶ。
宮島達男《Counter Voice in Chinese Ink》2018/2020年Courtesy of Akio Nagasawa GalleryPhoto by Siliang Ma
東京藝術大学在学中、街中でのパフォーマンスから作家活動をスタート。