2020年9月29日 20:00
ラブリーサマーちゃんの顔出しNGは“曲”のため? 4年ぶりにアルバム!
すごく素敵なアルバムで、私は好きです」
リード曲は疾走感ある「AH!」。音に身を任せつつ歌詞に耳を傾けると、歪んだ社会について痛烈に歌っている。こうした反骨心や自分の中にある負の感情まで赤裸々に綴るのが、ラブサマちゃんの真骨頂だ。
「私のアーティスト名は、本名の『愛夏』を英語にしたものなんです。だからラブリーサマーちゃんとしてのアーティスト活動は、私のすごくパーソナルなものを表現する場所。その意味で赤裸々であることは、本当に重要です。なかでも楽しかったことより、負の感情を詞にすることが多いのは、そういうモヤモヤのほうがデトックスしたくなるから。居酒屋でクダを巻くとか解消方法は人それぞれだと思うけど、私にとってはそれが歌詞なんです」
初回限定盤のCDには、そんな詞や曲に込めた思いが綴られたセルフライナーノーツ付き。
最後に、顔出しをしない理由を改めて聞くと…。
「一つは、スーパーとかで『ラブサマちゃんじゃない?』って無言で見られるみたいな日が訪れたら、めっちゃ怖いなって思って(笑)。あと、顔ってすごく印象が強いものだと思うんです。ビジュアルによって曲のイメージが変わるというか…。そういうものに左右されずに、私の曲を聴いてもらいたいから」