2020年10月7日 19:00
アジカン・後藤の「ロンドンで曲を録る理由」に誰もが納得できるワケ
そこでできること、できないこと。やってしまうと増幅されることと、スポイルされることとの両方があります。
なので、そのバランスを考えると、僕もいい大人なのでこれだけ生きていると、また別の新しい仲間にも巡り会うこともあって。世の中にはいろいろと魅力的なミュージシャンがいるので、そういう人たちとも音楽を作っていきたいという気持ちも出てくるんです。だから、僕のなかでは「ソロはバンドと器の違うもの」として、分かれているんですよね。
ーーたとえばファンの方からすると、バンドとソロとでは反応が違いますか。
聴かれ方としては、ゼロがふたつぐらい違いますね。アジカンが100万回聴かれるとしたら、僕のソロは1万回ぐらいしか聴かれないぐらい差があります。
端的に、海外まで音楽が届いているのかという背景もあると思うんですけれども。
ファンの人としては、僕のソロが売れると、僕が「アジカンを辞めるんじゃないかな」という思いがあるのかもと言う人もいて、素直に応援できない気持ちもわからなくはないですよね。
ソロが原因でバンドをやめはしないですが、僕の好きなバンドのフロントマンがソロに熱中すると、「バンドもやってくれよ」