くらし情報『コロナ禍で孤独を感じたら…名匠が訴える「心を救う助けとなるもの」』

2020年10月1日 18:00

コロナ禍で孤独を感じたら…名匠が訴える「心を救う助けとなるもの」

ということです。たとえば、何かのアート作品を見た人がいたとして、素晴らしい芸術なら、それをきっかけにその人の世界に対する見方を変える力があるはず。それがどんな芸術にも共通していることではないかなと感じています。

ただ、プロパガンダ絵画のように、芸術に目的を持ってしまうのはちょっと違うんじゃないかなというのが僕の意見。純粋な芸術というのは、魂の表現なので、見る人の感覚や心に訴えかけるものがあると思っています。そしてまた、芸術には人々を結びつける力があるのです。

―具体的には、どのようなことでしょうか?

監督たとえば、哲学的な疑問としてよくあるのは、「どうして自分の周りにいる人がロボットではないとわかるのか?」というもの。それをどうやって証明できるかの答えのひとつが芸術にはあると思っています。


自分が深いところで感じたものを表現したとき、相手も自分と同じように感じることがありますが、それによってお互いを理解することができるのです。そういったものが純粋な芸術には存在するのだと、今回の作品で考えさせられました。

この作品が人々の助けとなることを願っている

コロナ禍で孤独を感じたら…名匠が訴える「心を救う助けとなるもの」


―コロナ禍でドイツ政府は「芸術やアーティストは生命維持に必要不可欠な存在」

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