2016年4月13日 09:00
創刊当時の「推しメン」は石坂浩二だった!? 46年前のananが面白い
記念すべき2000号の発行を迎えたanan。創刊当初は、いったいどんな雑誌だった?その頃は生まれていないライターのユキ&ノブコが、’70年代初頭の、創刊号から104号までをじっくり調査。ネタ、文体、写真…突っ込みどころが満載で、困る!
創刊号が発売されたのは’70年3月。価格は1冊160円。中を開くと、カラーページとモノクロページがある構造は、今とさほど変わらない様子…ですが、ファッションはいきなりパリ&ロンドン!編集部の並々ならぬやる気が伝わってきます。
またすごいのが、モノクロの読み物ページに参加している執筆陣。フランス文学者にして小説家の澁澤龍彥が書く「赤頭巾ちゃん」、三島由紀夫による色気についてのエッセイなど、ラインナップもすごいうえに、内容も非常に知的。
しかし、さらに驚かされるのが編集部が書いている原稿の文体!!
なぜかカタカナを多用していて、「考えたことあるでショ」「相談しなくちゃダメヨ」「サァサァハリキッテ」てな文体が山盛り。今そんな原稿を書いたら、編集長に怒られるのはもちろん、読者からも総スカンを喰らいそう…。
勢いと情熱がほとばしっている創刊号。では中身をひもといていくわヨ(←当時のマネ・笑)。