2020年10月8日 20:50
“いつもそこにいてくれる”安心感が大事? ファンが抱く「好き」の正体
例えば、SNSをやりながらもプライベートの出し方が天才的に上手な人や、ほどよく個人の情報を伝えられるラジオ番組を持っている人は、“この人をもっと知りたい”という欲をかきたてます」(イラストエッセイスト・犬山紙子さん)
知らなかった価値観に出合う喜び。
新しい価値観に触れることで、新鮮に向き合える場合も。
「例えば、いま人気の藤森慎吾さんのYouTubeチャンネル。もともとチャラ男キャラの芸風だった彼が、時代を読み、いい感じに価値観を変化させていく姿に魅力を感じるからこそ支持を集めているのでは。アップデートを続けていく対象は新しい情報を発信し続けるので、知識欲が尽きることもない。それは、飽きることなく長年、応援できることにつながると思います」(ユッケさん)
こんなふうになれたら…。目標としての憧れ。
好きになった相手を自分のロールモデルとしたり、同じようになりたいと外見や行動を真似するなど、近づきたい気持ちが強くなる場合がある。
「これは『同一視』という心理で、中高生などアイデンティティが確立していない年齢の人に見られることが多いです。もちろん、大人でもこうした思いを抱く人もいます。