2020年10月26日 19:00
宇野昌磨はどの大会に? 今季のフィギュアスケート、見どころは
選手は新型コロナウイルス禍でさまざまな制限を受ける中、試合の場に立つ日を思い描き懸命に取り組んできた。自粛要請期間はリンクに立つことができず、自宅などでトレーニングするなど制限を強いられた。
影響は練習にとどまらなかった。例えば坂本花織は、プログラムの振り付けを海外の振付師に依頼したが、やりとりはLINEのビデオ通話だったという。
「なんか難しかったです。左右が分からないのと、画面内でどっちが正面か分からなくなって……」
それでも皆、大会の氷上に立つ日を信じ、全力で取り組んできた。例年と大会の運営方法が異なるとはいっても、選手たちの演技に込めた思いは変わらない。むしろ、貴重な時間であることをかみしめ、リンクに立とうとしている。
日本勢に限らない。ロシア大会には、世界を席巻するロシア女子のトップスケーターが一堂に会して競う。
来シーズンにオリンピックを控えるプレオリンピックシーズン、選手の熱演が楽しみだ。
宇野昌磨
ステファン・ランビエールコーチのもと、スイスで練習に励んできた成果を存分に見せたいところ。
鍵山優真
昨シーズン、ジュニアながら全日本選手権で3位になるなど躍進。