くらし情報『神木隆之介、門脇麦出演の『太陽』 監督が語る“SF作品の苦悩”』

2016年4月22日 12:00

神木隆之介、門脇麦出演の『太陽』 監督が語る“SF作品の苦悩”

キュリオの鉄彦(神木)はノクスへの転換手術を熱望していたが、結(門脇)が選ばれショックを受ける。一方の結は望まない転換手術に戸惑い…。監督/入江悠出演/神木隆之介、門脇麦ほか4月23日より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー。(C)2015「太陽」製作委員会。

少し先の未来。人類は、世界の人口を激減させた新種のウイルスを克服する代わりに太陽の下で生きられなくなっていた。彼ら新人類・ノクスたちが、科学とテクノロジーの進化を享受する生活を送る一方、従来の人間たちはキュリオと呼ばれ、彼らの管理下に暮らしていた―。

前川知大さん率いる劇団イキウメが‘11年に上演した舞台『太陽』。
読売演劇大賞を受賞した傑作戯曲が入江悠監督によって映画化された。

「こういうSF的で寓話性がある作品って最近の日本映画にはない世界観です。劇場で観た時、映画で発想できなかった悔しさや嫉妬もありつつ、どうしてもこれを映画にしたいと思うくらい衝撃を受けたんです」

そこからすぐ映画化に動きだした。前川さんと話し合いを繰り返しながら、脚本の執筆、撮影を含め約3年を経て、映画『太陽』はようやく公開に辿り着いた。

「そもそも映画って企画から実現までに何年もかかるんです。その間に中止になることもある。それだけに、何が起きてもへこたれずに付き合えるくらい、掘り下げ甲斐のある題材じゃないとやれないんですよね」

しかし、そんな入江監督でも映像化にはかなり苦心したそう。

「この作品は舞台の抽象性のなかで成立する部分も大きいんですよね。

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