2020年11月2日 21:00
「力士がモテる理由」が明らかに? 世界初の相撲ドキュメンタリー映画
世界初の相撲ドキュメンタリー映画『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』。監督を務めたのは、テレビ番組『マツコの知らない世界』をはじめ、長年演出家として活躍してきたTBS社員、坂田栄治さん。この作品は坂田さんにとって初の映画監督作品になる。
社外活動になるため制作費は協賛を募った。約半年間、2つの相撲部屋に密着し、本場所の熱い土俵はもちろん、激しい朝稽古や筋トレ、部屋での日常生活など、普段は見ることができない力士たちの姿も映像に収めた。部屋でちゃんこをおいしそうにかっこんだり、焼き肉店で気持ちいいくらい次々に肉を平らげていく様子など、食事の場面も見どころの一つ。
力士たちの映像の合間には、初心者でも相撲の歴史や、「番付」といわれる階層などを簡単に理解できるよう、解説動画なども挟んでいる。
「作品を作る上で大事にしたのは、相撲好きに『おもしろい』と言ってもらえることはもちろんですが、相撲をまったく知らない人や外国人でも、最後まで飽きずに楽しく観られる作品にすることです」
バラエティ番組制作で培ったストーリーの組み立て方、カット割り、効果音などで、あちこちに飽きさせない仕掛けを盛り込んだ。