2020年11月3日 20:40
もし人生をやり直せたら…25年を振り返って気がついた後悔と答え
最大の挑戦は、観客を懐かしい気分にさせること
―そのなかでも、「この出来事だけは絶対に入れたい!」と思ったものは?
監督いくつかありますが、まずは主人公のマックスが運転免許を取ったあと、初めての運転でほかの車に追突してしまい、相手ともめるシーン。あれはマックスが本当に経験したものなんですよ(笑)。あとは、幼なじみのエマと池で小舟に乗っているときのエピソードですね。この話は、僕が子どもと一緒に過ごした誕生日に起こった出来事にちなんでいます。
―どれも実体験とはおもしろいですね!マックスの性格やキャラクターは、監督とマックスさんのどちらでしょうか?
監督これも僕たちふたりが混ざっていますね。僕に似ている部分も大きいし、マックスの部分もある、という感じかなと。
ただ、マックスは俳優として人生の早い時期に成功して、華やかなパーティに行ったり、女の子と付き合ったり、僕ができなかったことを先に体験しているんですよ。しかも、彼は男前ですからね(笑)。
なので、18歳以降はどちらかというと僕に近いかもしれませんが、18歳より前はふたりが混ざっていると言えると思います。
―なるほど。では、撮影で苦労したのはどのようなことでしたか?
監督観客を懐かしい気分に浸らせることこそが、この映画における最大の挑戦でした。