2020年11月20日 20:00
go!go!vanillasが初EP 復帰メンバーが新曲「バームクーヘン」に込めた熱い思い
は、コロナ禍において様々なことがそぎ落とされ、本当に必要なものに向き合うようになった、世界の動きと重なる歌詞も印象的だ。
「今まで表だったものが裏になったり、その逆もあって。鏡って同じものが映るんだけど、そうじゃなくなってるなって。例えばSNSというフィルターを通すと、見た目だったり、豪華な暮らしだったり、“虚構”が映されていると思った。でもコロナってすごくリアリティのある現象で。いくら人間が取り繕ってもどうしようもない自然のパワーみたいなものを突きつけられることによって、いろんなことを考えさせられましたよね。マスクすると表情も見えなくて繋がってる感覚も薄い。でも元々音楽って顔が見えない人に向けて作ってて、言葉と演奏という聴覚だけでどれだけ人の心を揺さぶることができるかというもの。
そういう気持ちも落とし込んだ曲ですね」
交通事故に遭い、約1年間の休養期間を経て復帰した、ベースの長谷川プリティ敬祐さんが作った熱いロックンロール曲「バームクーヘン」も収められている。
「プリティは、今また音楽を続けられていることに対して魂が燃えているんです。その『復帰できたんだから、自分の好きなことやるぞ!』っていう気持ちをそのまま詰め込めばいいじゃんって話をしましたね。