2020年11月25日 19:30
E-girls石井杏奈「今までとは違う緊張感だった」忘れられない記憶を語る
ただ、台本を読む過程で気がついたのは、華蓮にあるのはただ悲しいや辛いという感情だけではないということ。そこからは監督と話し合いながら、「明るくて強い女の子」という印象を入れるように意識しました。
―本作の撮影は3年ほど前にされたということで、石井さんにとっては10代最後に撮影した作品だったそうですね。時を経てから完成した作品を観ると、当時とは違うことに気づかされることもあったのでは?
石井さんそれはありました。撮影をしていたときはまだ子どもだったので、苦しい感情が大きかったですが、いま観ると、華蓮の持つ前向きさや強さの大切さに気づかされました。おそらくあのときは辛い現実を受け入れるのに必死でしたが、3年近い年月を経て、感情が変わっていったのだと思います。
―自分とはまったく違う経験をしているキャラクターを演じることに、喜びを感じる部分もありますか?
石井さんそうですね。ただ、同時に難しいなとも思います。
もちろん、「難しい」の先に「楽しい」があるのもわかるのですが、今回はわからない部分のほうが最初は大きかったです。
もっと上を目指したいという気持ちが強くなっている
―そのためにどのような準備をしましたか?
石井さんまずは「もし、自分の大好きな両親が本当の親じゃなかったらどうする?」