くらし情報『ノーベル賞受賞に込められたメッセージとは? 「国連世界食糧計画」を考える』

2020年12月9日 19:40

ノーベル賞受賞に込められたメッセージとは? 「国連世界食糧計画」を考える

先進国が過剰に開発を進めてきたために気候変動が起き、経済的な困窮、格差拡大により、内戦やテロが起きています。世界の飢餓の問題には思想も国家も関係ありません。今回、ノーベル平和賞を受賞したのも、いま世界中の人が参画して対策を打たねばならないという、国際協調を訴えるメッセージも込められていたのだと思います。自分の暮らしとは関係ないと日本の人々は思うかもしれません。でも、日本は多くの「食品ロス」を生んでいる国。全く無縁と言い切れるでしょうか?

コロナ禍においては、WFPは衛生面の大切さも伝えており、食料とともに石鹸も配布。ただ、パンデミックにより飢餓人口は急激に拡大、年末までにさらに1億3000万人以上の人が慢性的な飢餓に陥るだろうといわれています。SDGs(持続可能な開発目標)では「2030年までに飢餓をゼロに」と掲げていますが、実現を危ぶむ声も。
WFPの公式ツイッターでは、現地の写真をたくさんアップしていますので、現状をぜひ知ってください。
ノーベル賞受賞に込められたメッセージとは? 「国連世界食糧計画」を考える


堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。

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