2016年5月16日 22:00
「保育園落ちた」問題は江戸時代から!? 議員も観るべき映画『殿、利息でござる!』
政治家こそ<無私の精神>で庶民に奉仕するべきで、国会議員はこの映画をぜひ観てほしいもの。
寅さん&釣りバカなき後の松竹の十八番となっている実話時代劇シリーズで、出演陣も製作陣も華やか。人気役者なのに登場場面が少ないのでもったいない気もするが、全員がしっかりとキャラクターに入り込んでいる上、物語に熱い思いを抱いているのがよくわかる。これぞアンサンブル・キャストのパワー。しかもあの羽生結弦選手が伊達重村役で映画デビューといううれしい驚きも。庶民を苦しめた藩主役なのだが、さわやかさと圧倒的な目力で場面をさらい、いいお殿様に見えるから不思議。こんな奇跡を起こすのがゆづパワーと実感すること間違いなしだ。
◇監督/中村義洋出演/阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、寺脇康文、山崎努、草笛光子、松田龍平ほかフォーラム仙台ほか宮城県先行公開中、5月14日より丸の内ピカデリーほか全国公開。
(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
※『anan』2016年5月18日号より。文・山縣みどり
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