2020年12月9日 19:10
大女優イザベル・ユペールが日本を絶賛「フランス人の多くが魅了されている」
私自身もフランス映画祭で何度か日本を訪れたことがありますが、毎回日本のみなさんの映画に対する熱狂的な思いを感じることができました。これは私にとって本当に大きなことなんですよ。
―では、ご自身の作品が映画祭のオープニング作品として、遠く離れた日本で上映されるいまのお気持ちを監督からお聞かせください。
監督フランス映画祭は、フランスの映画界にとっても大切な映画祭なので、そのオープニングで自分の作品が上映されることは、非常に誇らしいことです。ただ、今回横浜に行けないのは、とても残念なことですね。新作が日本でどのように受け入れられるのかを直接見たいと思っていましたから。ただ、作品が海外に出て、国外でも存在していることは重要だと感じています。
―それはなぜでしょうか?
監督たとえば、『ゴッドマザー』はコメディではありますが、いまのような難しい時期のなかでも、問題解決につながる何かをどこの国の観客にももたらすことができると思っているからです。
そんなふうに、この映画の持っている感動が国境を越える瞬間を見たかった気持ちはありました。でも、心配はしていません。
なぜなら、フランス以外の国でもヒットを記録しており、この映画の持っている普遍性はすでに証明されているからです。