くらし情報『博物館員が命がけで守った文化遺産!? アフガニスタンの秘宝展』

2016年5月17日 20:00

博物館員が命がけで守った文化遺産!? アフガニスタンの秘宝展

「ドラゴン人物文ペンダント」1世紀、金・トルコ石・ラピスラズリ・ガーネット・カーネリアン・真珠アフガニスタン国立博物館蔵(C)NMA/Thierry Ollivier

1979年のソ連による軍事介入とその後の内戦、タリバンの支配などで長く混乱状態だったアフガニスタン。その中で奇跡的に守られた秘宝231件、流出文化財15件が揃うのが、特別展「黄金のアフガニスタン―守りぬかれたシルクロードの秘宝。―」。

紀元前、メソポタミア文明とインダス文明の中継地として「文明の十字路」と呼ばれ、シルクロードの拠点にもなったアフガニスタン北部には、古代遺跡が点在する。発掘された貴重な文化財はアフガニスタン国立博物館に収められていたのだが、1989年、内戦の激化によって博物館は閉鎖。そのとき博物館員たちが命がけで運び出し、大統領府にある中央銀行の地下金庫に隠しておいた一部の収蔵品が、現在公開されているものだ。

金や宝石、象牙などをふんだんに使った豪華な装飾品や彫像からは、古代王朝の繁栄が想像できる。と同時に、これらが紛争で失われていたかもしれないと想像すると、あまりに悲しい。すでに10か国を巡回してきた本展には、アフガニスタンの文化復興と、国立博物館再生への願いも込められている。

◇「ドラゴン人物文ペンダント」1世紀、金・トルコ石・ラピスラズリ・ガーネット・カーネリアン・真珠アフガニスタン国立博物館蔵(C)

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