2020年12月20日 19:00
“食用児”として育てられ…『約束のネバーランド』魅力を徹底解剖!
血の繋がりはないが全員が家族のように助け合い暮らしている。建物は広大な自然に囲まれており、敷地内を自由に駆け回れるが、その先には柵が設けられ、それを越えることは禁止。そして、知能を測るテストが毎日おこなわれている。子供たちは、いつか里親が見つかり外の世界に出ることを夢見ているが…。
世界の秘密
小さなほころびから見えてきたハウスの謎と、真実の世界。
エマとノーマンは、あることをきっかけに、自分たちが食用児として育てられていることを知ってしまう。そこから、近づくことを禁じられていた門や、外の世界と自分たちとを隔離するように設置された柵の存在、里親の元に旅立ったはずの仲間から手紙が一度も来ないことなど、これまでに感じていた不可解な事実を繋ぎ合わせ、ひとつの推測を立てる。ある秘密を知るレイがそこに加わり、隠されていたこの世界の仕組みを知ることに。
子供vs大人
母のように慕っていたママたちと水面下で繰り広げられる頭脳戦。
グレイス=フィールドハウスにいる大人はイザベラのみ。しかし、楽園だと思っていたこの世界にエマたちが疑問を抱き始めると、イザベラはそれをいち早く察知。表面的には普段通りの優しい笑顔を浮かべながら、あらゆる場面で管理者としての自分の力と、ハウスという楽園の外に出ることが不可能であることを示していく。