くらし情報『新型コロナワクチン、打っても大丈夫? 注意したいリスクとは』

2020年12月30日 19:00

新型コロナワクチン、打っても大丈夫? 注意したいリスクとは

しかし、冬を迎え、再び緊張した状況に。正念場ですね。

五:世界中が同じ状況になること自体が初めて。コロナ対応が国によって全然違うのも興味深かったです。ところで、ワクチンって、いつごろできそうなんですか?

堀:ワクチンの開発(注1)は、通常では早くても3~4年はかかってしまうんです。副反応、副作用がないか、実証を得るまでに時間がかかります。ただ、開発にイノベーションが起きて、ウイルスのデータ解析に基づく机上の計算でできるようになりました。また、承認手続きを簡略化し、開発までの時間を短縮化するという国際的なコンセンサスも得られました。
中国がいち早く開発に成功したのですが、安全面には課題が残っています。アメリカのファイザー社とドイツのビオンテック社が開発したワクチンは95%、アメリカのモデルナ社のワクチンは94%の有効性があると発表されました。イギリスのアストラゼネカ社のものは、たやすく保存でき、コーヒー1杯分(4ドル程度)で一回打てるようになるのではないかといわれています。五:うわあ。それは嬉しい!

堀:イギリスでは早くも12月頭にファイザー社のワクチンを承認しましたし、アメリカでも緊急使用許可を申請しています。

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