2021年1月6日 20:10
平野ノラ、42歳で妊娠 芸人と母の両立に「正直、割り切れない部分も…」
尖っている盛りの周りの若い子たちは、私を『ばばぁ!』とかイジってくるんだけど『ばばぁにばばぁって言っても面白くないよね、笑いになってないよね』って冷静に返したりして(笑)」
スクールを卒業し狭き門をくぐって事務所に所属。ピン芸人として芸を模索している時に出合ったのが、バブリーなキャラだった。
「自分は周りからどう見えるんだろうとアンケートをとったら『バブリーだよね』という意見があって。バブルを知らなくて調べてみたら、女性たちが財布を持たずに遊びに出かけアッシーくん(車で送ってくれる男性)、メッシーくん(ごはんを奢ってくれる男性)をはべらせていた時代。男性たちはカッコつけて見栄を張って女性をエスコートする一方で、女性は女性であることを謳歌している姿がすごくステキだと思ったんです。そこで生まれたのがあのキャラ。ダイソーで買った材料で小道具の電話を作っている時、絶対に売れる!とピンときました。その瞬間に電話に電波が通ったんだと思う(笑)。
あの日の夜のときめきとワクワクは今でも忘れられません。“世代じゃないからわからない”と素通りされたくなかったし、キャラの面白さで勝負したかったから、ベースは昭和だけど『懐かしいよね』ではなく“ネオ・バブル”という新しいカルチャーにしてしまおうと考えました。