2021年2月9日 21:00
古川雄大「どこかミステリアスで…」 色っぽさを感じる俳優の特徴は?
舞台の上で映える、漫画から抜け出たような頭身の持ち主。そのノーブルな雰囲気もあって、『エリザベート』の黄泉の帝王・トートや、『黒執事』の悪魔で執事・セバスチャンといった、この世のものではない役柄もリアルな存在としてそこに具現化させてしまう古川雄大さん。
「トートは、“死”という本能に訴えかけるような存在なので、官能的という言葉にぴったりな存在なのかもしれません。まさに色気の塊で、俺に酔いしれろと迫っていく。ご覧になった方が、あれを観てすごく惹かれるのはわかる気がします。ただ、トートの官能的な部分をどう出していったらいいか、まだ自分ではよくわかっていないんだと思います」
と自己分析。しかしそれでも古川さんが演じると、どこか妖艶さを感じさせるのだから不思議だ。ちなみにご本人が色っぽさを感じる俳優は、目が印象的な人。
「ちょっと見透かすじゃないですけれど…。ご本人はどこかミステリアスで、こちらはもっと知りたいと思わされる。少し何かを秘めたダークな感じというのかな」
古川さんにもその要素を感じます、と伝えると「意識的にそれを醸し出せるようになれば、もっとガンガンいけるんですけれど…」