2016年6月8日 12:00
クリープパイプ・尾崎世界観おすすめの“元気が出る本”は日本人ラッパーの獄中記
何かにすがるように、本を読みたいときがある。なんだか心が弱っているときには、大胆に生きる主人公や、不屈の精神の持ち主が登場する本に限ります!
各界の本好きに“元気が欲しいときに読む本”を選んでいただきました。『かもめブックス』店主・柳下恭平さん、ミュージシャン・尾崎世界観さん、ライター・瀧井朝世さんです。
≪柳下さんおすすめ!≫
■『ウォーターシップ・ダウンのウサギたち』リチャード・アダムズ神宮輝夫 訳
魅力あふれる11匹のウサギたちが、知恵と勇気でさまざまな困難に立ち向かう物語。「病気なら予防のほうが大切なように、元気も、なくなってから補充するより、まだ少し元気が残っているときに行動したほうがいいですね。ほんとに元気がないときに本なんて読めないもん。この本は元気の残量が30%くらいのときに読んでみてください。もう、うさぎたちの健気さったら!」。
評論社1800円(上下とも)
≪尾崎さんおすすめ!≫
■『監獄ラッパーB.I.G. JOE獄中から作品を発表し続けた、日本人ラッパー6年間の記録』B.I.G. JOE
異国で逮捕された日本人ラッパーの再生までを綴った獄中記。「最後の一球、実況が『空振り三振』と言った瞬間にラジオを消したことがある。