2016年6月12日 22:00
LIBRO元スタッフの始めた本屋が住宅地にある理由とは?
近頃、一風変わった進化系書店が増えてきているのをご存知でしょうか。選書専門店や、元書店員や編集者が立ち上げたこだわりのあるお店など、そのテイストはさまざま。
「BOOKSHOP LOVER」の運営者で、本屋に詳しい和氣正幸さんが、その中でもオススメの書店を教えてくれました。
■『Title』
「店主はLIBRO池袋本店の営業を統括していた方。元書店員なだけあって、かなりの目利き。人柄もよく、本好きを刺激するたしかな品揃えと“街の本屋さん”的な入りやすさのバランス感が絶妙なお店です」(和氣さん)
駅の喧噪から少し離れた住宅街に佇むレトロな古民家を改装して作られた『Title』。1階が本屋とカフェ、2階にはギャラリーも併設されている。
「個人経営の本屋はセレクトショップという印象を持たれがちですが、ここは住宅地なので昔ながらの街の本屋さんという役割もある。
なのであまり肩肘張らずに、週刊誌やマンガなど、さまざまなジャンルの本を揃えています。でもそれだけではつまらないので、2階をギャラリースペースにしたり、わざわざ足を運んでもらえるような工夫も。いつもとは違うゆっくりとした時間を過ごしていただけるように、カフェスペースも用意しました」