2021年2月17日 19:00
フィンランド映画の巨匠「お寿司に大きな感銘を受けた」思い出の味を語る
―ただ、監督はフィンランドでは多くの人が不健康な食事をしていると感じているのだとか。どのような食生活を送っているのでしょうか?
監督「フィンランド」と言われて、最初に「食」が思い浮ぶことがないくらいここには食の文化というものがありません。さすがに最近は以前よりもおいしいレストランが増えてきて、料理も多様化してきましたが、それでも私たちは昔ながらの肉や魚を使ったシンプルな料理を食べています。というのも、フィンランドでは、食べ物に対して「お腹がいっぱいになればいいよね?」みたいなところがありますから(笑)。
そういったこともあり、医食同源的な考えを持ち、長い歴史を誇る中国の料理との対比をコメディとして劇中で見せられたらおもしろいだろうなと思いました。もちろん、フィンランドにもおいしい食べ物はありますけどね!
―(笑)。あと、監督は日本食もお好きだとうかがっていますが、きっかけなどはありますか?
監督僕が初めてお寿司を食べたのは、1980年代初頭のドイツはベルリン。本当においしくて、すごく大きな感銘を受けた瞬間でした。
それ以来、ずっとお寿司やお刺身の大ファンなので、以前作品のプロモーションで日本に行ったときにも、1週間毎日「お寿司が食べたい」