2021年2月21日 18:20
須田景凪、初メジャーアルバムは「コロナ禍においても楽しめる曲を」
全15曲入りのメジャーファーストアルバム『Billow』は、複数の映画やドラマの主題歌等が収められた上で、多様な音楽性が詰まっている。「コロナ禍においても、暗さや深い意味を持ちすぎず、ちゃんと楽しめる曲を改めて書いた」と語る須田景凪さん。タイトルにも、そのような意図が込められているという。
ここ数年でやりたかったことを限りなく詰め込めた。
「今は“どうやってコロナと生活していくか”ということをみんな考えているところもあると思うんですけど、去年僕がこのアルバムを作り始めた最初の緊急事態宣言の時って、急にすべてのことがストップしましたよね。僕も、レコーディングもできないし、ひたすら家で曲を作る生活になりました。そこでSNSを見た時にそれまで当たり前にあった一人一人の考え方みたいのが、強度を増して鋭い意見としてはびこっていて、それがぶつかり合っていて。いろんな人の思想みたいなものが渦を巻いている状態だなと感じて、自然と『Billow』っていうタイトルになりました」
アルバム曲には、斬新なトライアルをしているトラックが多い。
「自分の音楽を振り返って、再構築する時間があった気がしてます。