2021年3月26日 20:40
斎藤工が「色気」を感じる俳優は? 原田芳雄、ソン・ガンホ、ライアン・ゴズリング…
斎藤工さんが心惹かれた俳優とその出演作品を紹介。解説を参考にしながら、色っぽさを堪能してみて。
強烈に色気を感じる俳優陣
原田芳雄
意思と役柄が結びついた無作為の色気。
出演映画本数が100本を超える、邦画界に愛された個性派俳優。
「芳雄さんは無作為の演技を追求した人。本人の意思と役柄が同調し、セリフを言わされていると感じる瞬間がほぼない。状況や共演者などすべてにリアクションし、役のアイデンティティを濃くする稀有な存在です。『出張』で見せた、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジョニー・デップを凌ぐキャラがカッコいい。芳雄さん的な色気を放つ人は今後もいないと思うし、それがまた魅力です」
©Kodansha/アフロ
ソン・ガンホ
日常と地続きの“おじさん”を体現。
『パラサイト 半地下の家族』や『殺人の追憶』などで知られる、今や世界のスターとなったソン・ガンホ。
街にいる中年男性を演じたら、彼の右に出る者はいない。
「実際の彼はものすごくスマートですが、映画で見ると、においが伝わってきそうなほどにリアルです。そんなふうに、画面越しににおいを放てることも、色気と結実しています。