くらし情報『不気味な色気に目が離せない! “あやしい絵”の展覧会が開催中』

2021年3月24日 18:40

不気味な色気に目が離せない! “あやしい絵”の展覧会が開催中

他にも、幻想文学や異界の生き物、化身が登場する説話を題材としたものなど、不気味ながら色香あふれる登場人物の姿が描かれる。学校で習う美術史には出てこない「あやしい絵」が生み出した豊かな表現に、酔ってしまいそうだ。

不気味な色気に目が離せない! “あやしい絵”の展覧会が開催中


一、白粉の奥からにじむ悪女の官能。
甲斐庄楠音《横櫛》大正5(1916)年頃、京都国立近代美術館、通期展示おしろいで隠した肌の生々しさが透けて見えるよう。昔の恋人のためにゆすりを働き、殺人に手を染めた悪女を描く。


不気味な色気に目が離せない! “あやしい絵”の展覧会が開催中


二、姫は蛇になり、僧侶に絡みつく。
橘小夢《安珍と清姫》大正末頃、弥生美術館、後期展示(4月20日~5月16日)叶わぬ恋をした娘が蛇に姿を変え、相手の僧侶を焼き殺す。安珍・清姫伝説のクライマックスシーン。

不気味な色気に目が離せない! “あやしい絵”の展覧会が開催中


三、大正浪漫と少女の色香。
高畠華宵《『少女画報』 大正14年8月号 表紙》大正14(1925)年、弥生美術館、前期展示(3月23日~4月18日)大正から昭和初期にかけて活躍した挿絵画家・高畠華宵の描く少女は、さわやかさの中にあどけない色気。
不気味な色気に目が離せない! “あやしい絵”の展覧会が開催中


四、彼女の目線の先には何が?
島成園《無題》大正7(1918)年、大阪市立美術館、前期展示(3月23日~4月18日)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.