2021年4月1日 20:10
森星「“消費ばかりしている自分”に違和感」 サステナブルな暮らしとは
もともと美しいものやかっこいいものが好きだけど、同じくらい“かっこいい暮らし”にも興味がある。モノが溢れている時代だからこそ、それをどう選んで生かしていくかという、暮らしの基本に改めて目を向けるようになりました」
SNSやYouTubeでも登場する自宅は、まさにその実践の場。
「なるべくゴミを出さずに循環させたいと思い、家庭の生ゴミを分解して有機肥料にするコンポストを置きました。ただ、基本的に野菜やフルーツは丸ごと活用するようにしていて、トマトのヘタを刻んで食べたり、キウイを皮がついたまま丸かじりするのにもハマっています(笑)。ヘタの部分を水につけておくと、新しく芽や根が出て成長してくるものもあって、眺めているだけでも愛おしいと感じられる瞬間です。他にも家でたくさん植物を育てていて、成長や変化をゆっくりと楽しんでいます」
身近にある小さな自然に目を向けることが、心の豊かさにつながる。それを教えてくれたのは、一冊の本。「『虫眼とアニ眼』という、養老孟司さんと宮崎駿さんの対談をまとめた本です。
これによると、日本人はもともと自然を愛する人種だったのに、いつのまにか人と自然を切り離すようになってしまったそう。