2021年4月26日 21:10
向井太一のぶれない強さ 4thアルバムで“あまのじゃく”を卒業?
m-floの“loves”シリーズ参加やKEN THE 390のフィーチャリングにSKY-HIと共に参加するなど、ボーカリストとしての確かな才能に熱視線を集めつつ、NEWSや片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)への楽曲提供でも高い評価を得ているシンガーソングライターの向井太一。1年半ぶり4枚目となるフルアルバム『COLORLESS』をリリースした。
「タイトルは“無色”をイメージしています。純粋さや混じり気のないまっすぐな気持ちを伝えたくて」
’19年リリースの3rdアルバム『SAVAGE』では自分の中に抱えていた暗い不安や焦り、憤りを吐き出すように音楽と向き合った。サウンドもアンビエント色が強いクールな印象だったが、一転、最新アルバムでは、力強いマーチングのリズムで冒頭を飾る「僕のままで」をはじめ、華やかなホーンやストリングスが印象的な力強いサウンドと真正面から語りかけるポジティブなメッセージに満ちていて驚かされる。
「昨年、コロナ禍で自由に活動ができない期間があったことが大きかったですね。そこで、じっくり考えることができた。僕は自分のことを天才的に才能があるタイプだとは思っていなくて。