くらし情報『生々しさに圧倒される!? 創作の秘密に迫る「フランシス・ベーコン」展』

2021年4月26日 18:40

生々しさに圧倒される!? 創作の秘密に迫る「フランシス・ベーコン」展

20世紀の巨匠が遺した創作の秘密が今、明らかに。『フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる』をご紹介します。

20世紀を代表する画家として、死後もその評価と人気は高まるばかり。アイルランド生まれのフランシス・ベーコン(1909~1992)は、20世紀という時代の息吹を誰よりも敏感に感じ取りながら、独自の画風を確立した。その画風とは、本人がよく口にしていた言葉で言い表すなら“ghostly”(「ゾッとするような、おぞましい」)。

「単なる美しさではない、人間のシリアスな部分がベーコンの作品には露骨に表れていると思います。そういうところが我々の目を惹きつけてやまないのかもしれません」

と神奈川県立近代美術館学芸員の髙嶋雄一郎さん。

本展に来日するのは、彼と親交のあったバリー・ジュール氏がベーコンの死の10日前に譲り受けたコレクションの一部。
ロンドンのアトリエに残されていた、まさに遺産とも呼べる約1500点の作品群で、当時、その存在が公表されるやたちまち論争に。なぜならそこには画家が描かないと公言していた素描やスケッチ、破棄されたと考えられていたごく初期の作品など、生前の言動から考えると、あるはずのないものが数多く含まれていたから。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.