2021年5月17日 21:10
岡田健史がドラマ『桜の塔』の現場を語る 「みんな癒されています」
警視庁を舞台に、その頂点である警視総監の座をめぐる出世バトルと壮絶な人間ドラマを描く『桜の塔』。岡田健史さんは、玉木宏さん扮する主人公の上條漣に認められ、思いがけず組織内の権力闘争に巻き込まれていく富樫遊馬(あすま)を演じている。
「初めて台本を読んだ時に感じたのは派閥争いはどこにでもあるんだろうなということ。警察官といえど同じ人間。根っから正義感に溢れた人ばかりではないよなと思いました」
腹に一物を抱え、野望の階段を駆け上がろうとするキャラクターが多い中、富樫は警察大学校でトップの成績を誇ったキャリア組にもかかわらず、捜査一課を希望した変わり者。
「自分の信念を貫こうとする富樫の想いには、すごく共感できる部分がありました。でも僕自身は、そういうことをすごく重たく考えがちというか、どこか質量が重たく見えてしまうようなところがあるんですけど、富樫はすごくあっけらかんとしていて、アウトプットの仕方は全然違うタイプ。そんな富樫の軽妙さがこれから物語が進むうちになくなっていくのか、それとも磨きがかかっていくのかが、今後の展開の気になるところではあります」
一方で富樫は、広末涼子さん演じる捜査一課の上司・水樹爽に想いを寄せる役どころでもある。