2021年5月15日 20:40
眞栄田郷敦「父は常に夢を抱いてる超人」父・千葉真一に言われた金言
それが「わからないことはどんどん質問をしなさい」だった。聞いて怒る人はいないからって。「やるならてっぺんを目指してとことんやれ。嫌なら辞めろ」というのもよく言われた言葉。
――かなりハードルの高い言葉ですよね。でもお父さまが言うから説得力があるというか。
眞栄田:父は現在、元気な82歳。いまだにやりたいことが尽きないし、常に夢を抱いてる超人です。
まあてっぺんを取れっていうより、てっぺんを取るぐらいの努力をしろ、ということですよね。小さい頃から言われてきたので、それが僕の軸としてあります。だからサックスを頑張れたところもあります。
――サックスのプロを諦めて、すぐに役者に?
眞栄田:大学受験には失敗したんですが、いったん上京しようと思って東京に来た時にちょうど、映画『ちはやふる-結び-』をやっていて、そこで初めて兄の映画を映画館で観たんです。実は子供の頃に映画を観たり映画館に行ったという記憶がほとんどなければ、父からも観せられたなんてこともなくて。僕が中学で日本に来た時に兄はアメリカに残ったので、6年ぐらい会っていなかったんですね。だから兄の姿をスクリーンで見た時に「ああ、これが兄貴か」