2021年5月15日 21:10
自己肯定感を高めなくてもいい!? 戸次重幸が心理カウンセラーに質問
戸次:なるほどな~。僕は揚げ物マスターになりました。ベストな揚げ方を見つけるために温度と時間のデータをとりましたよ。あと、とあるモノ作りのために時間を使っていたのもよかったのかもしれません。モノ作りは“完成させたらまた次を作る”の繰り返しで終わりがないから、常に前を向くしかないんですよね。
山根:今を生きるトレーニングになっていると思いますよ。
人と比較することから解放されると楽になる。
戸次:山根さんは、自己肯定感を高めなくてもいい、と本の中でおっしゃっていましたよね。
山根:自己肯定感とは、「自分はありのままでいい」と思えること。これが低い人は、“どうせ私はダメ”など脳内が否定語で埋め尽くされています。その状態で「自己肯定感を高めなきゃ」と無理すると、より苦しくなったり、「頑張ったけどできなかったやっぱり私はダメ」という無限ループに陥る場合も。「自分はそういうものだ」と納得することが大切です。
戸次:自分の全部を認めて好きになる、ということでしょうか。
山根:そのとおりです。3~4歳くらいまでの子どもは自己肯定感が高いですが、私たちはみんな自己肯定感を持っているんです。