2021年5月27日 20:00
家事は完璧に不平不満を言わない…約70年前の「良き妻の鉄則7か条」に驚愕
当初はここも歌う予定でしたが、ジュリエットが女性たちの名前を毅然と言うほうがいいということだったので、その意見に賛同して取り入れることにしました。
男女の差や権力で対立しない未来を信じたい
―そのあたりも注目ですね。フランスでは1968年から女性解放運動が始まりましたが、いまなお女性たちはいろいろな問題を抱えています。女性を主人公にした作品を多く手掛けている監督から見て、この状況を改善するために必要なことは何だと思いますか?
監督いまはとても才能豊かで優秀な女性たちがたくさん活躍している姿を目にするので、僕が子どもの頃に比べるとたいぶ変わったなと感じます。1970年から2021年までの50年の間だけでも、本当にいろんなことがありましたよね。
とはいえ、同じ仕事をしているのに女性のほうが男性よりも給与が少ないといった男女の不平等がまだ社会に残っているのも事実です。なので、まだ変化の途上だと僕は思っています。そう考えると、いま大事なことは教育。
特に、育児を行っている人たちの意識を変えていかなければならないと感じています。
そのほかにも伝えたいのは、男性のなかにも女性性があり、女性のなかにも男性性があるので、みなが自分のなかにある“異性”というものをもっと活用していくべきだということ。