2021年6月15日 18:10
もんぺからKawaii、サステナブルまで…日本のファッション史をたどる展覧会
鋤田正義/Kansai Yamamoto×デヴィッド・ボウイ/1973年
高度経済成長の只中で、新時代の女性像を提案。
anan創刊号ではモデルの立川ユリさんがパリのELLE編集部を訪問し、そこで働く女性たちの服装やアクセサリーをレポート。洋裁本から脱却し海外ファッションを紹介した。
1980年代:“DCブランド”の最盛期。
「感性の時代」と称された’80年代は、デザイナーの個性を打ち出した、いわゆる“DCブランド”が大ブームに。一方、スポーツウェアやボディコンも大流行。’85年には国内32ブランドが参加した「東京コレクション」が開催され、日本発のファッションが一層熱気を帯びる状態に。
ジュンコシマダ/88‐89AW/1988年/Photo:Guy Bourdin
2000年‐2010年代:日本から世界へ発信、“Kawaii”文化。
原宿を中心にビジュアル系バンドが牽引した「ゴシック系」「ロリータ」など、西洋にルーツがあるファッションを日本発の“Kawaii”カルチャーとして独自に解釈したスタイルが流行。また長引く不況下で、安価なファストファッションが幅広い年齢層に広く普及した。