2021年6月10日 19:00
安楽死を選択した母…家族と過ごす最後の週末で明かされる秘密
登場人物も、それぞれのキャラクターに踏み込みやすい物語なので、そういった部分に惹かれました。
スーザンの存在と演技に助けられた
―母のリリーを演じたスーザン・サランドンさんの存在感は、この作品の大きな柱になっていたと思いますが、ご一緒されてみていかがでしたか?
監督この映画では死よりも、生を描いているので、スーザン自身の魅力をリリーにも吹き込んでいきたいと考えていました。彼女は機知に富んでいて、洗練されたユーモアを持ち、本当にタフでイキイキとした人なんですよね。
撮影中、彼女のアイディアを取り入れながら最終的な脚本を完成させていきました。スーザンのおかげでリリーはセンチメンタルになることなく、リアルでありながらエッジの効いたユーモアのあるキャラクターにすることができたのではないかなと。題材が重いので、なるべくそういった軽妙さを出したいと思っていましたが、アドリブも含めた彼女の素晴らしい演技に助けられました。
―対する娘のジェニファー役を務めたケイト・ウィンスレットさんも、素晴らしかったです。
監督今回、一番初めにキャスティングされたのは彼女でしたが、「ケイト・ウィンスレット」