2016年7月27日 12:00
宝塚歌劇OGだから女性キャストだけ! 和央ようか『シカゴ』の魅力を語る
次々と新たなショーがオープンし、クローズしていくNYブロードウェイにあって、今年で20年目というロングランを続けているミュージカル『シカゴ』。
日本でも何度も上演されている人気演目だけど、一昨年に制作された宝塚歌劇OGによるバージョンは、歴史的にも初の女性キャストのみのプロダクションとして大きな注目を集めた。
振付や演出を本場のクリエイティブチームが務め、メインキャストの3役を演じたのは、すべて宝塚歌劇の元トップスターたちだ。このOG版『シカゴ』が、なんと今年、本場NYで公演し、話題を呼んだばかり。日本凱旋公演を前に、ヴェルマ役の和央ようかさんに、作品の見どころを伺いました。
殺人を犯しながら、名声を得てのし上がろうとするふたりの悪女、ヴェルマとロキシー。
そして彼女らの代理人を引き受け、汚い手段で無罪を勝ち取る悪徳弁護士のビリー。
「出てくるのは、皆悪人ですが、ネガティブな人はひとりもいなくて、したたかだけど必死に生きようとする姿が、見ていてスカッとします。私の演じるヴェルマもセクシーな悪女なのに、ロキシーに出し抜かれたりとドジなところも。憎めない登場人物ばかりです」と和央さんはいいます。