2021年7月3日 20:40
小栗旬「すごくありがたかった」 初のハリウッド作品、渡辺謙からの助言とは
いまや日本を代表する実力派俳優の筆頭である小栗旬さん。この夏、ハリウッド初出演作品が公開となる。海外での撮影経験は、なにをもたらしたのか。
ハリウッドはなにもかもスケールが違いました。
デビューしたのはまだ10代の頃。小栗旬さんはその演技力が認められ、瞬く間にスターダムを駆け上がっていった。キャスト一覧にその名前を見ると、安心する人も少なくないだろう。そんな才能を、世界が見逃すはずもなかった。
小栗さんはこの夏公開の映画『ゴジラvsコング』でハリウッド作品へ出演を果たした。
「現場はとにかく楽しかった。今回の作品は関わる人間の数もスケールも、普段とは異なりました。一番ギャップを感じたのは、時間の使い方。日本の現場だといかに効率よく撮影をこなしていくのかが重んじられるけど、ハリウッドではその概念がなくて。『どうしてこのシーンにこんなに時間をかけるんだろう』と思うようなシチュエーションがしょっちゅうありました。でも、芸術って無駄とも思えるような時間も費やしてこそ、できあがるものも多いと思うんです。そういう意味では、ハリウッドの現場を体感して、羨ましさを感じる瞬間が多々ありましたね」
キャストの一人ひとりと向き合う監督とは、何度もコミュニケーションを重ねた。