くらし情報『「命を削っても苦にならない…」88歳の女性作家が命がけでつくった迫力アート』

2021年7月11日 19:30

「命を削っても苦にならない…」88歳の女性作家が命がけでつくった迫力アート

三島さんは1960年代に新聞や雑誌の切り抜き、チラシ、蚊帳や着物などを使ったコラージュ作品を制作。

70年代には、社会に氾濫する膨大な情報に対し不安感や恐怖感を覚え、新聞を独自の技法で焼き物に転換し、進展する情報化社会への危機感を表現していきました。

「命を削っても苦にならない…」88歳の女性作家が命がけでつくった迫力アート


取材会に登壇された三島さんは、88歳になる現在も「毎日朝起きるとすぐに仕事(作品制作)をしている」といい、「命がけで作品をつくって遊んでいます」と笑顔でコメント。さらに次のように語りました。

「命を削って仕事をしていますが、苦になりません。自分のつくりたい作品ができあがったときのほうが喜びが大きいからです。今回もずっと立ったまま新作をつくっていたので足が動かなくなりましたが、リハビリをすればいつか足は動きます。仕事をとるか体をとるか。
私は仕事をしていると自分の気持ちが落ち着いて、楽しいのです」

「好奇心を失わず、おもしろいと思ったらすぐにやる」と語った三島さんの作品からは、「現代社会への警鐘」といった重いテーマだけでなく、ふわっと温かいユーモアも感じられます。何より、88歳になっても毎日体を張って楽しく仕事をしているという生き方がカッコよく、しびれました。

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