2022年3月28日 14:40
【アカデミー賞受賞】『ドライブ・マイ・カー』三浦透子「西島秀俊さんのおかげで安心できた」受賞作の舞台裏
村上さんの文体と濱口監督の文体のマリアージュもとても魅力的でした。
数字と触れ合うと気持ちがリセットできる
―これから観客のみなさんの反応も楽しみですね。現在は、女優としても歌手としても活躍されていますが、今後チャレンジしてみたいことはありますか?
三浦さん実は、私はこの歳でこういうことをしたいとか、こうなりたいみたいなビジョンがまったくないタイプなんです(笑)。だからこそ、思ってもいなかったことにも挑戦できるのかなと。私が歌を歌うことになるなんて、昔の私は想像すらしていなかったと思います。そういう意味では、これからもいまの自分が想像できない何かをやっていけたらいいですね。
―では、プライベートでやってみたいことは?
三浦さんこれはかなり先の話になりますが、おばあちゃんになったら近所の子どもたちに勉強を教えたりしたいなと、ぼんやり考えています。以前、家庭教師のバイトで小学生に算数を教えていて、それがすごく楽しかったので。
―そのために準備していることもありますか?
三浦さんセンター試験の問題を解いてみたりとか、勉強はするようにしています。
―すごいですね。そんな多忙の日々で素に戻れる瞬間といえば?
三浦さん素に戻れるというのとは違いますが、数字と触れ合っているときは頭の中をリセットできる時間だと思います。