2021年8月31日 19:30
『鳩の撃退法』監督が明かす、藤原竜也と西野七瀬の距離を近づけた方法
なので、もしかしたら「本当は伏線だらけですよ」と言っておいたほうがいいかもしれないですね(笑)。
―では、好きに解釈していただくということでいいですか?
監督そうですね。ちなみに、個人的にオススメしたいポイントを挙げるとすれば音楽。特に、英国少年合唱団「リベラ」の曲と井上陽水さんの「氷の世界」をクライマックスで使えたことは、僕のなかでは大きな意味があるので、この2曲が流れるシーンはぜひ注目していただきたいです。
―目だけでなく、耳もフル稼働ですね。また、『鳩の撃退法』という非常にインパクトのあるタイトルに関して、監督はどのように感じましたか?
監督最初は「どんな作品かわかりにくいから、タイトルを変えないとダメじゃないか」という話も出ていました。でも、このタイトルのほうがいい意味でわけがわからなくておもしろいとなり、原作のままで行くことに。いま考えると、正解だったなと思います。
佐藤先生も「理由はわからないけど、なぜか思いついた」とおっしゃっているそうですが、興味をそそるいいタイトルですよね。
初めて会った瞬間から、好きになってしまった
―確かに、想像力を掻き立てられます。今回、津田を演じた藤原さんは「この作品で新しい表現に挑戦できた」