2021年9月10日 21:10
山田杏奈「やばい、愛がわからない」 映画『ひらいて』の台本に悩んだ過去
お芝居はデビュー当初から楽しめていましたか?
最初は全然楽しくなかったです。事務所のレッスンに通っていたんですけど、高校に入るタイミングでもう辞めようと思っていたくらいで。でもそのあたりから、オーディションに受かることが増えてきて、現場でお芝居をするうちに“あ、楽しいかも”って思うようになったんです。初めてオーディションに受かったのが「城とドラゴン」というゲームアプリのCMなんですけど、目力を褒めていただいたのもその現場が初めてで。そうやって第三者の方から自分じゃわからない自分の強みを見出してもらえたり、「あなたってここがいいよね」って言ってもらえることが増えたことも、お芝居を面白いと思えるきっかけになったような気がします。
――2年ほど前の本誌のインタビューでは、「天職だと思うくらい楽しい」とおっしゃっていました。
すごい、天職だなんて言ってたんだ、私(笑)。もちろん、私は楽しくなかったらできないし、変わらず楽しいっていう気持ちは持ち続けてます。
ただ、今は“お仕事”っていう感覚も強くなってきているので、あの頃よりはこの役をやっていてわかんない、苦しい、しんどい、みたいな思いも出てきました。